原巨人、崖っぷち サカマル不調で3連敗…屈辱ストレート負け阻止へ意地見せる!
「日本シリーズ・第3戦、巨人2-6ソフトバンク」(22日、東京ドーム)
ホームグラウンドに戻っても、負の流れを止められなかった。巨人投手陣がタカ打線の破壊力に屈して3連敗。日本一へ王手をかけられ、崖っぷちに立たされた。原辰徳監督は「ジャイアンツらしさ、ジャイアンツの良さが出きってないですよね」と唇をかみ締めた。
第2戦と同じくミスから痛い失点につながった。同点の四回1死一、二塁。バンデンハークの投前バントを戸郷が三塁へ悪送球。満塁から代打・長谷川勇の左犠飛で勝ち越されると、さらに2死満塁から柳田にはストレートの四球で押し出し。第2先発として高卒右腕に託したが4失点。ルーキーの誤算に原監督も首をひねった。
打線の生命線であるサカマルコンビも不調が続いている。坂本勇はこの日、3打席連続三振に倒れるなど。3試合計11打数1安打。丸にいたっては、この日の3打数無安打を含めて計9打数無安打といまだに快音が聞こえない。「原因がこれと言うのが正直、分からない」と丸は首をひねったが「なんとか1点でも多く取って、ピッチャーを楽にしてあげたい」と次戦での巻き返しを誓った。
7年ぶりの日本一へもう後がなくなった。巨人の歴史上、初戦からの3連敗はシリーズ7度目で、逆転日本一を飾ったのは89年に近鉄を下した1度。圧倒的不利な戦況の中で第4戦は菅野が先発する。「先発ピッチャーが頑張れば主導権を握るでしょう」と原監督。流れを変えるエースの快投に期待した。