巨人マシソンが引退「自分の投球ができなくなった」手術、難病克服も35歳で決断

 「日本シリーズ・第4戦、巨人3-4ソフトバンク」(23日、東京ドーム)

 巨人のスコット・マシソン投手(35)が、試合後にプロ野球選手を引退することを表明した。

 入団8年目の助っ人は昨年8月に左膝を手術。状態が良くなっていないことから、自ら退団を申し出た。日本シリーズ第4戦の試合後に「一番は自分のピッチングができなくなったので」と説明。20年東京五輪に向けては、アマ選手としてカナダ代表でプレーを続けるという。

 12年から8年、巨人でプレー。通算421試合の登板で27勝29敗、54セーブ。今季は左膝の手術や感染症「エーリキア症」の影響で出遅れ。過酷な闘病生活やリハビリを経て戦列復帰したが、28試合の登板に終わっていた。謙虚な人柄で、多くの巨人ファンに愛された助っ人がユニホームを脱ぐ決断を下した。

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