オリックスT-岡田、40%減の9000万円でサイン 残留の決め手はファンの声援

 オリックス・T-岡田外野手(31)が24日、大阪市の球団施設で契約更改に臨み、6000万減の9000万円プラス出来高でサイン。野球協約に定められた年俸1億円以上の選手の減額上限となる40%ダウンで今季で3年契約の最終年が終了。新たに3年契約を結び直した。(金額は推定)

 今季は20試合で打率・120、1本塁打、2打点。腰痛もあり思うようなパフォーマンスを発揮できず。昨季も満足できる数字を残せていなかったことから「ここ2年、まともな成績を残せていないので」と“大減俸”を受け入れた。

 一度はFA権を行使しての移籍も視野に入れていたが、行使せず残留を決意した大きな理由はファンの声。今季最終戦だった9月29日のソフトバンク戦(京セラドーム)で緊急昇格し代打で登場。「あんな声援をもらえるとは思っていなかったのでビックリしました。心を動かされるものがありました」。打席で浴びたファンからの大歓声が心に響き残留を決断した。

 今月末からプエルトリコでのウインターリーグに参加する予定。復活を懸けて臨む来季へ「キャリアハイを出していけるように」と言葉に力を込めた。

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