巨人ドラ4井上 憧れ“工藤投法”で日本一導く「日本を代表するピッチャーに」
巨人からドラフト4位で指名された井上温大投手(18)=前橋商=が24日、群馬県内の同校で長谷川スカウト部長らから指名あいさつを受けた。最速146キロ左腕は、西武、巨人などで通算224勝を挙げた工藤公康(現ソフトバンク監督)のような“しなやか投法”を理想形に掲げた。
憧れのサウスポーの投球は、ユーチューブの動画で確認して学んだ。「しっかり脱力ができてリリースする時に指先で力がちゃんと伝えられている」と井上は目を輝かせた。
日本シリーズで日本一を逃した巨人の相手は、くしくも工藤監督が指揮を執るソフトバンクだった。「ああいう舞台で堂々と投げられるようになりたい」と意気込んだ井上。同シリーズでは高卒新人の戸郷が中継ぎで抜てきされ「自分も負けてられない」と闘志を燃やした。
「日本を代表するピッチャーになりたいです」。偉大なサウスポーをお手本にプロの舞台に飛び込む。