「智弁対決」は壮絶な打撃戦 智弁学園が17-13で智弁和歌山を破りセンバツ有力に

 打線をけん引した4番・前川(撮影・永井優花)
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 「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、智弁学園17-13智弁和歌山」(26日、佐藤薬品スタジアム)

 「智弁対決」は両軍30得点が入る壮絶な打撃戦の末、智弁学園(奈良1位)が4強進出。来春のセンバツ出場に大きく前進した。

 智弁学園は初回、山下の3ランなどで一挙6点を先制。3点差に詰め寄られた四回には前川の右翼線へポトリと落ちる2点適時二塁打などで3点を追加した。

 だが、智弁和歌山(和歌山1位)も伝統の強打で猛反撃。五回に川上のソロで1点、六回には徳丸の3ランなどで4点を返して1点差に迫った。

 壮絶な打ち合いとなったが、智弁学園は六回に西村の3点二塁打などで5点を追加。3点差に迫られて迎えた八回にも白石の中前適時打などで3点を加え、突き放した。

 智弁学園は19安打で17得点、智弁和歌山は11安打で13得点。智弁和歌山は九回に2点を返して反撃したが、なおも続いた2死一、二塁の好機はつなぐことができなかった。公式戦4度目の“兄弟対決”で、対戦成績は2勝2敗となった。

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