元阪神の日本製鉄鹿島・玉置 魂の10回1失点 今年で引退もドラ1と互角投
「社会人野球日本選手権・1回戦、日本製鉄鹿島2ー1JFE西日本」(26日、京セラドーム大阪)
1回戦が行われ、日本製鉄鹿島(茨城)、JR九州(福岡)、大阪ガス(大阪)が2回戦に進出した。日本製鉄鹿島はタイブレークの延長十二回に劇的なサヨナラ勝ち。先発した元阪神の玉置隆コーチ兼投手(33)が日本ハムにドラフト1位指名されたJFE西日本(広島)の河野竜生投手(21)との投げ合いで10回5安打1失点と好投した。JR九州は延長十回の3得点で三菱重工神戸・高砂(兵庫)に勝利。大阪ガスはホンダ鈴鹿(三重)にサヨナラ勝ちを収めた。
今年限りでの引退を決めている日本製鉄鹿島・玉置が、133球の熱投で勝利に貢献した。「引退というほどかっこいいものではないですが、そういう意味では懸けているものがあって、その気持ちがなかったら今日のピッチングもできていないと思います」。阪神で11年間プレーした経験を生かし、最後まで全力を尽くす。