オリックス漆原が300万円でサイン「1年間投げ続けたことはプラス」
オリックス・漆原大晟投手、鈴木優投手が27日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み漆原は40万円アップの300万円で鈴木優は20万円アップの530万円でサインした。二人はともに月末からプエルトリコで行われるウインターリーグに参加する。
育成の漆原は2軍で39試合に登板し1勝0敗23セーブ、防御率3・52でウエスタンの最多セーブ投手賞を獲得した。
「入団したときにケガをせずに1年間アピールし続けることを目標に掲げた。1年間投げ続けたことはプラス。大学までは先発だったけどリリーフとして1試合1イニングを積み重ねる重要性を経験できて自信がついてきた」
ウインターリーグに向けては「向こうの選手の試合に向けての取り組み方。変化球を何か身につけられたら」と話した。
鈴木優は1軍では1試合の登板にとどまったが、2軍では22試合に登板し、6勝3敗、防御率2・81だった。
「シーズン途中から先発してイニングも去年より倍投げた。覚えることがたくさんあった。新たにツーシームも覚えたし、自分のことだけでなく、打者の傾向、配球も考えるようになった」
ウインターリーグに向けては「先発をやらせてもらえるので、習得中のカットボールを試せたら。パワーだけでは抑えられない。前後の球との兼ね合いを考えて投げないと。この時期に投げられることをありがたく思ってしっかり投げてきたい」と意気込みを話した。