ＤｅＮＡ・筒香嘉智外野手（２７）が２９日、横浜市内のホテルで記者会見に臨み、ポスティングシステムを使っての米大リーグ挑戦を正式に表明した。幼い頃に憧れたイチロー、松井秀喜と同じ舞台に立ち、夢を現実にものとする覚悟をにじませた。

　引き締まった表情で思いの丈をぶつけた。「プロに入る前から、小さい頃からの夢だったメジャーリーグ挑戦は、僕の中にずっとありました」。最高峰のリーグで躍動する背番号５１と５５の姿に、大きな憧れを抱いた。

　「快くポスティングを認めてくださった横浜ＤｅＮＡベイスターズの方々に感謝しています」と、夢を後押ししてくれた球団に感謝。さらに、「プレーする中でいい時も悪い時も、毎日変わらず熱いご声援をいただいた」と、ファンにありがとうの気持ちを伝えた。

　環境面、プレーしたいリーグなどは「まだ具体的に何も決まっていないですし、これからもう少し考えます」と熟考していく姿勢。未知の挑戦となるが「いろんな想定、準備をして、そこから試合をやっていく中で、自分の引き出しから柔軟な対応をしていきたい」と意気込みを示した。

　「チームの勝利に、必死になって貢献する姿をみていただきたい」と力を込めた筒香。日本の主砲が、世界へ羽ばたく時が来た。