西武・秋山、海外FA権行使表明「どれだけメジャーでやれるのか知りたい」

 今季、海外FA権を取得した西武・秋山翔吾外野手(31)が29日、野球日本代表「侍ジャパン」の2次合宿地・沖縄セルラースタジアム那覇で、権利を行使してメジャーに挑戦することを表明した。2020年の東京五輪出場は厳しい状況となるが、11月開催の国際大会「プレミア12」での世界一を置き土産とする。

 練習を終えた侍ジャパンの面々が宿舎に戻り、閑散としたセルラースタジアム。一人残っていた秋山はバックネット裏の一室に姿を現し、秘めていたメジャー挑戦への思いを赤裸々に語り始めた。同志を気遣い、移動や試合のないこの日を発表日に選んだ心優しき安打製造機。表情は決意に満ちていた。

 「国際大会を経験させてもらい、また侍ジャパンという高いレベルのメンバーとやっていくうちに、自分の力がどれくらいメジャーでやれるのか知りたい、活躍したいという思いが強くなりました」

 海の向こうにはヤンキース・田中、ドジャース・前田ら同級生のライバルが待っている。「そういう舞台で戦えるようになれたらいいなと思いますね」と対決を心待ちにした。

 メジャーに移籍した場合、東京五輪への道は厳しくなるが「この後どういう形になるか分からないですし、五輪のことはまだ考えられていないです」と米挑戦を最優先とする。イチロー、青木ら偉大な先人の背中を追い、新たな時代の先駆者になる。

 だが、その前に秋山には使命がある。「世界一を取れるように全力を尽くします」。決断を尊重してくれた西武や侍ジャパンの稲葉監督へ、感謝の気持ちを結果で表現する。

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