GG賞初受賞は6選手 千賀は育成投手初、内川は19年目で最遅、西は阪神投手初
プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「第48回 三井ゴールデン・グラブ賞」が31日発表され、両リーグから6選手が初受賞となった。
セ・リーグでは阪神・西勇輝投手が、移籍1年目で初受賞。オリックス時代を通じて、11年目で初の選出となった。阪神投手としても初受賞の快挙。パ・リーグからセ・リーグ移籍1年目での受賞は75年大下、79年若菜、00年工藤、07年中村紀以来5人目となった。
また、2年連続2回目の梅野隆太郎捕手と、阪神コンビがバッテリーで受賞した。
二塁手部門では広島の名手・菊池涼介内野手が7年連続7度目の受賞。巨人・丸佳浩外野手も7年連続7度目で両リーグ最多225票を獲得した。
三塁手部門では中日・高橋周平内野手が初受賞となった。
パ・リーグは3年連続日本一に輝いたソフトバンクから、4選手が選出された。千賀滉大投手は初受賞。育成選手出身の投手としては両リーグ初。球団としては95年の工藤以来、24年ぶり2人目となった。
一塁手部門では内川聖一内野手が19年目で初受賞。失策0での受賞はパ・リーグで初、14年の中日森野の18年目を抜き、最遅の受賞となった。
楽天・浅村栄斗内野手は二塁手として初受賞。ロッテ・荻野貴司外野手も14年目で初となった。
ヤクルトは4年連続、オリックスは3年連続で受賞者がいなかった。
両リーグの受賞者は以下の通り。
【セ・リーグ】
投手 阪神・西勇輝(初受賞)
捕手 阪神・梅野隆太郎(2年連続2回目)
一塁手 DeNA・ロペス(4年連続5回目)
二塁手 広島・菊池涼介(7年連続7回目)
三塁手 中日・高橋周平(初受賞)
遊撃手 巨人・坂本勇人(2年ぶり3回目)
外野手 巨人・丸佳浩(7年連続7回目)
外野手 広島・鈴木誠也(2年ぶり3回目)
外野手 中日・大島洋平(2年連続7回目)
【パ・リーグ】
投手 ソフトバンク・千賀滉大投手(初受賞)
捕手 ソフトバンク・甲斐拓也(3年連続3回目)
一塁手 ソフトバンク・内川聖一(初受賞)
二塁手 楽天・浅村栄斗(初受賞)
三塁手 ソフトバンク・松田宣浩(7年連続8回目)
遊撃手 西武・源田壮亮(2年連続2回目)
外野手 西武・秋山翔吾(5年連続6回目)
外野手 ロッテ・荻野貴司(初受賞)
外野手 日本ハム・西川遥輝(3年連続3回目)
※選考対象は両リーグのレギュラーシーズン143試合。選考は新聞社・通信社・テレビ局・ラジオ局のプロ野球担当として5年以上にわたり取材している記者394人(111者)によって行われた。