嶋、ヤクルト最有力 12日に交渉解禁、即入団も
楽天から自由契約選手となる嶋基宏捕手(34)の移籍先が、ヤクルト最有力となっていることが1日、分かった。中日、ロッテなども獲得に興味を示していたが、ヤクルトへの移籍へ傾いているとみられる。
嶋は楽天から野球協約の定める減額制限を超える大幅ダウン提示されると、自由契約を申し入れ、了承されていた。嶋はここまで「選手会長として長年やってきたのでルールはきちんと守りたい。話は(交渉が可能となる12日の)トライアウト後から。いろいろ考えて方向は固まってきた」と話していたが、関係者によれば、その「方向」はヤクルト。今季のチーム防御率4・78は12球団ワーストで、正捕手の中村は10月3日に右肘のクリーニング手術を受けた。
松本ら控え捕手の経験も浅く、バッテリー強化が重要視されるチームに魅力を感じていたようだ。「フラットな目で見てくれる球団でもう一度勝負したい」と、活躍する場所に飢えている嶋の思い。12日の交渉解禁、即入団もありそうだ。