大阪ガス初V 楽天ドラ1小深田、感涙…次はプロの舞台で暴れ回る
「社会人野球日本選手権・決勝、大阪ガス4-1日本生命」(4日、京セラドーム大阪)
決勝が行われ、大阪ガス(大阪)が日本生命(大阪)を4-1で下し、23度目の出場で初優勝を果たした。2点リードの三回に楽天からドラフト1位指名を受けた小深田大翔内野手(24)の内野安打から3点目を追加。投げては先発・阪本大樹投手(24)が7安打1失点の完投で、最高殊勲選手賞に輝いた。首位打者(打率・667)と敢闘賞には、日本生命・広本拓也内野手(31)が選ばれた。
社会人生活最後の試合を最高の形で締めくくり、小深田の目にうれし涙があふれた。「チームのみなさんに助けてもらって、最後に優勝で終われたので自然とそうなりました」。三回1死、快足を生かし、投手のタッチを巧みにかわした内野安打で出塁すると、1死二、三塁から犠飛で3点目のホームに滑り込み初優勝に貢献した。
今大会では2盗塁を記録。チームがノーサインで走る方針の中で「ピッチャーをよく観察する、タイミングを常に計ることは身に付いたかと思います」と話す。昨年まで所属した阪神・近本からも「ピッチャーの見方という部分で」アドバイスをもらうこともあり、それを生かしてきた。
「(プロで)三拍子そろった選手になれれば」と小深田。次はプロの舞台で暴れ回る。