清原氏 逮捕以来の現場復帰「尿検査受けている」トライアウト予選会に監督として参加

 西武や巨人などでプレーした清原和博氏(52)が7日、16年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕されて以来の現場復帰を果たした。横浜市のサーティーフォー保土ケ谷球場で開催された「ワールド・トライアウト2019」の予選会に監督として参加。選手たちのプレーを視察する中で野球に携わりたい思いが一層強まり、薬物依存症と闘う決意を改めて示した。

 球場に足を踏み入れた清原氏が懐かしそうな表情を浮かべた。その瞬間、スタンドは「清原監督~」と大きな歓声に包まれた。逮捕後、初めて球場でファンの声援を浴び「力を与えてくれるなと思いました」と感謝の気持ちを表した。

 NPB球団入りや海外移籍を夢見て参加した独立リーグ所属や一般応募の選手たち。清原氏は円陣の中心で「精いっぱい悔いのないようにプレーしてください」と激励した。30日の本選に出場する選手を選ぶために行われた試合形式の予選会に熱視線を送った。

 必死に戦う選手たちの姿には感慨深いものがあった。「胸がワクワクしました。選手たちがうらやましく感じました」と正直な思いを吐露。自身は3年半以上、野球から離れており「どんどん野球に携わっていきたい」と決意した。

 16年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕された清原氏。くしくも自身と同じく薬物依存からの脱却を目指していた元タレントの田代まさし容疑者が、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで6日に逮捕された。清原氏は「自分は今、病院の治療を一度も休んだことはありません。毎回、尿検査も受けている」と告白し「日々勉強しながら、薬物に対しては自分なりに必死で頑張ってます」と語った。

 薬物依存症と闘う中で、現場復帰した清原氏。神宮での30日・本選でユニホーム姿を披露する。「自分自身も楽しみにしております。背番号は楽しみにしていて」と笑みを浮かべた。

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