「PL桑田」甲子園で登板!最速126キロ OB会長として躍動
「マスターズ甲子園、PL学園-利根商」(9日、甲子園球場)
現役時代は巨人などで活躍したPL学園の桑田真澄OB会長(51)が、35歳以上のチーム編成となった四回から登板。1回を2安打無失点に抑えて、スタンドを沸かせた。
背番号「1」を背負って、PL学園・桑田が甲子園に帰ってきた。拍手と共に2点リードの黒土のマウンドに上がると、熟練の投球を披露。先頭には粘られた末に四球を与えたものの、続く打者を遊直の併殺に。そこから連打で招いた2死一、二塁のピンチも、最後は二飛に打ち取って切り抜けた。最速は126キロだった。
さらに五回の守備からは遊撃に入ると、五回の打席では先頭から右越えの二塁打で出塁。続く打者の三ゴロの間には、スキをついて三塁に果敢なスライディングを見せて進塁し、そこから4点目のホームを踏んだ。
開会式では入場行進後に選手宣誓も務めた。「(入場行進で)高校時代を思い出しましたね。(甲子園に帰ってきて)うれしかったということと、僕は甲子園に育ててもらったという思いがありましたね」と話していた。試合前には激励に訪れた阪神・福留ともあいさつを交わした。同校の硬式野球部が休部状態の中、復活を願うOBの1人として懐かしの甲子園で躍動した。