完敗の明徳義塾・馬淵監督、高橋宏斗を“松坂以上のストレート”と絶賛

中京大中京に敗れ、一礼する明徳義塾・馬淵史郎監督=神宮球場(撮影・西岡正)
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 「明治神宮野球大会高校の部・準々決勝、中京大中京8-0明徳義塾」(17日、神宮球場)

 明徳義塾・馬淵史郎監督(63)が、プロ注目の最速148キロ右腕、中京大中京・高橋宏斗投手(2年)を絶賛した。

 高橋宏に7回4安打10三振で、無得点に抑え込まれた七回コールドの完敗を振り返り「私、この1年間、いろんなピッチャーと試合しましたけどね、夏も含めて、ナンバーワンですよね」と称えた。さらに誰タイプかを問われた中で、今季中日でプレーしていた松坂大輔投手について振られると、こう返した。

 「ストレートはこっち(高橋)の方がいいんじゃない?(相手投手を見る時)リリースしてからミットに入るまでを見たら、これやったら打てるとかを見るけど、一瞬遅れるというか。僕が歳を取ったのかも分からん(笑)いいピッチャーですよ。どこまで伸びるか楽しみ」

 松坂が所属した横浜とは、98年夏の甲子園・準決勝で対戦。リリーフで登板した松坂に、1回無安打無失点に抑えられて敗れたが、その時の「怪物」以上のストレートと評価したわけだ。「高めも威力がある。球筋がいい。左バッターへのクロスファイヤーがいいね」と称賛が止まらなかった。投げ合った明徳義塾・代木大和投手(1年)も「スピードもありますしコントロールもキレもあって自分が全然下でした」と振り返っていた。

 会見後、馬淵監督はあいさつに来た中京大中京の高橋源一郎監督に「ええピッチャーや。大事にせえよ」と言葉をかけてエール。「うちは(打線の)軸を決めていかないと」と、さらなるレベルアップを誓っていた。

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