関大完敗 無念3安打…47年ぶりVならず 早瀬監督「競った決勝にしたかった」
「明治神宮野球大会・大学の部決勝、慶大8-0関大」(20日、神宮球場)
関大は47年ぶりの頂点には届かなかった。秋季リーグ戦から快進撃を続けてきた関大が、慶大のエース・高橋にわずか3安打に抑えられ完封負け。早瀬万豊監督(61)は「内容のある試合にならなかった。食らいついて競った決勝にしたかった」と完敗を悔やんだ。
好投を続けてきた森が初回に先制2ランを浴び、重苦しいムードが立ちこめた。何とか流れを変えようと必死に声を掛け合ったが、七回まで無安打。力投を続けるエースを援護できなかった。
今年1月、山口高志アドバイザリースタッフから「4年間見てきた中で一番弱い」とゲキを飛ばされた現チーム。しかし、今大会では驚異の勝負強さで全国の強豪を撃破するまでになった。早瀬監督も「本当によくここまで成長した。いいチームになったと思う」と笑顔でナインを称えた。