守備の名手に贈られる「三井ゴールデングラブ賞」の表彰式が２８日、都内で開催された。一塁手で選ばれたソフトバンク・内川聖一内野手（３７）が、“史上最遅”となるプロ１９年目での初受賞。そこで、同賞の最年長＆最年少などを振り返る。（敬称略）

　内川が１９年目での初受賞となった。それまでの“最遅初受賞”は、１４年に一塁手で表彰された中日・森野将彦で１８年目。森野の前は、三塁手で表彰された９１年のヤクルト・角富士夫で１７年目だった。

　セ・パのポジション別、最年長受賞者（初受賞に限らず）、最年少受賞者は以下の通り。

◆最年長受賞者

【セ・リーグ】

▽投手＝工藤公康（巨人・３７歳５カ月・００年度）

▽捕手＝谷繁元信（中日・４１歳１０カ月・１２年度）

▽一塁手＝王貞治（巨人・４０歳５カ月・８０年度）

▽二塁手＝高木守道（中日・３８歳３カ月・７９年度）

▽三塁手＝宮本慎也（ヤクルト・４１歳１１カ月・１２年度）

▽遊撃手＝井端弘和（中日・３７歳５カ月・１２年度）

▽外野手＝福留孝介（阪神・３８歳６カ月・１５年度）

【パ・リーグ】

▽投手＝東尾修（西武・３７歳５カ月・８７年度）

▽捕手＝野村克也（南海・３８歳４カ月・７３年度）

▽一塁手＝稲葉篤紀（日本ハム・４０歳２カ月・１２年度）

▽二塁手＝辻発彦（西武・３６歳０カ月・９４年度）

▽三塁手＝石毛宏典（西武・３７歳１カ月・９３年度）

▽遊撃手＝金子誠（日本ハム・３３歳１１カ月・０９年度）

▽外野手＝平野謙（西武・３８歳４カ月・９３年度）

◆最年少受賞者

【セ・リーグ】

▽投手＝桑田真澄（巨人・１９歳７カ月・８７年度）

▽捕手＝阿部慎之助（巨人・２３歳７カ月・０２年度）

▽一塁手＝栗原健太（広島・２６歳９カ月・０８年度）

▽二塁手＝菊池涼介（広島・２３歳７カ月・１３年度）

▽三塁手＝岩村明憲（ヤクルト・２１歳８カ月・００年度）

▽遊撃手＝立浪和義（中日・１９歳２カ月・８８年度）

▽外野手＝前田智徳（広島・２０歳４カ月・９１年度）

【パ・リーグ】

▽投手＝松坂大輔（西武・１９歳１カ月・９９年度）

▽捕手＝中嶋聡（オリックス・２０歳７カ月・８９年度）

▽一塁手＝清原和博（西武・２１歳２カ月・８８年度）

▽二塁手＝西岡剛（ロッテ・２１歳３カ月・０５年度）

▽三塁手＝今江敏晃（ロッテ・２２歳２カ月・０５年度）

▽遊撃手＝田中幸雄（日本ハム・２０歳１０カ月・８８年度）

▽外野手＝イチロー（オリックス・２１歳０カ月・９４年度）

　一方で最長ブランクは、ソフトバンク・小久保裕紀で１５年。９５年に二塁手で初受賞、１０年に一塁手で選出された。

（デイリースポーツ）