ヤクルト高津監督「ドラ1奥川の1軍C」見極めへ 新人合同自主トレ“皆勤視察”だ
ヤクルト・高津臣吾監督(51)が29日、来年1月の新人合同自主トレを可能な限り視察し、ドラフト1位・奥川らの実力を見極める考えを示した。千葉県内で行われた選手会ゴルフコンペに参加した指揮官は「空いている日は全部行くよ」と意欲満々に明かした。
通常、1軍監督の視察は3、4回程度。所用などで通えない日はあるとはいえ、それを除く“皆勤視察”でも異例といえる。
ドラフトでは投手優先の指名を要望し、奥川以下も大学生3投手。「上から4番目まで即戦力として取っている。現状がどうなのか、見ておきたい」という責任がある。特に高校生の奥川は体作りを含めた判断が難しいだけに、自分の目で1軍キャンプ参加の可否などを確認する。
奥川は将来的な目標の一つとして、メジャーに挑戦できるような投手になることを挙げる。「先を見てこういう選手になりたいというのは、すごくいいこと」と高津監督。まずは隅々まで“金の卵”をチェックし、最高の第一歩を切らせる。