清原氏が監督のトライアウト、MVPに西武戦力外の高木勇人 2回無失点の力投
西武や巨人などでプレーした清原和博氏(52)が30日、神宮球場で行われた「ワールドトライアウト」に登場。監督を務め、MVPとして元西武の高木勇人を選出した。高木はこの日、シート打撃で2回無失点と好投していた。
高木は巨人、西武でプレー。今オフ、戦力外となったが清原氏は「一番良かった」と評価。この日を振り返り、「本当に若い選手たちと同じベンチに入って、野球を見せてもらい、自分にとって宝物になる一日でした」と笑顔。「チャンスさえつかめれば、十分通用する」と、背中を押した。
MLBスカウト、代理人などにアピールする機会を与え、主催者側は清原氏を中心にMVPを選考。また、MIPには箭内翔太投手、テルビン・ナッシュ外野手を選出。米国マイナーリーグなど、海外リーグへの挑戦をサポートしていく。
清原氏(52)にとっては16年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けて以降、公の場でNPB12球団が公式戦で使用する球場に姿を現したのは初。背番号3のユニホーム姿で登場し、スタンドから「おかえり~」などの声が飛んだ。ベンチから選手のプレーを見守り、選手交代などを告げる役割もこなした。