清原氏 泣いた、愛息から激励 佐々木氏らと野球教室「一生忘れることできない」
西武や巨人などでプレーした清原和博氏(52)が1日、八王子市内で野球教室に参加した。16年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた清原氏の更生を支援する、横浜(現DeNA)と米大リーグで活躍した佐々木主浩氏らの仲間が集い実現した。
サプライズに感極まり涙を流した。イベントの最後であいさつをした清原氏が、記念のTシャツをプレゼントされたときだ。その背中に息子たち2人の直筆メッセージが入っていた。長男から「絶対負けんな!!」、次男からは「これからも元気でいてね!!」と激励された。「息子たちのためにも頑張っていこうと思います」と声を詰まらせて泣いた。
野球教室には、清原氏の現役引退後から親交がある萩生田光一文部科学相も出席。「自分の失敗を反省して。再起してほしい」とエールを送った。球界の仲間たちから胴上げされて計6度、宙を舞った清原氏は「一生忘れることができない」としみじみと語った。
「まだ薬物依存との闘いは続く。これまで何度もくじけそうになったが、またこれから頑張っていきたい」と決意を述べた。球界復帰は「社会、世間の皆さまがお許しになるまでは、自分の口からは言えない」と胸に秘めて一歩ずつ進む。