巨人・中島 プロ野球野手史上最高87%ダウン2000万円更改「下がるのは当然」
巨人の中島宏之内野手(37)が3日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億3000万減となる年俸2000万円でサイン。プロ野球史上3番目、野手では同最高となる87%の大幅減額となった。(金額は推定)
移籍1年目は開幕1軍スタートも、チームの力になれなかった。中島はわずか43試合の出場にとどまり打率・148、1本塁打、5打点。野球協約が定める1億円以上の減額制限40%を大幅に超え、プロ野球史上3番目、野手では同最高となる87%のダウン提示だ。
「2000万円になったということです。何もやれなかったので、下がるのは当然のことです」
そう言って唇を噛んだ中島。強肩強打の遊撃手として、2009年のWBCではチームトップの打率・346をマークし、連覇に貢献。13年にはメジャーにも挑戦した男が来季は背水の覚悟を持って、レギュラー奪取へ挑む。
今季は代打での出場がほとんどだったが「大事にいって、思い切りよく振れなかったのが大きいかなと。代打は難しい」と振り返る。原監督は岡本を三塁で固定して起用することを検討しており、一塁は助っ人も含めて激戦となるが「空いているポジションもある。グラウンドでは年は関係ないので、より試合に出られるようにやりたい」と意気込んだ。
オフは厳しく追い込む予定で「常に動いて、新しいことも取り入れていきたい」。今年のリーグ優勝時は2軍落ちしており、来季こそ1軍の舞台で胴上げの輪に加わる。