楽天・辰己涼介外野手（２２）が４日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、７００万増の年俸２２００万円でサイン。２年目の飛躍を目指す男は、球団史上最高年俸となる浅村栄斗内野手（２９）の５億円を超えると宣言した。（金額は推定）

　１年目の今季は１２４試合出場で打率・２２９、４本塁打、２５打点。チームトップの１３盗塁も「今年はホンマに挫折したと思っている。自分の成績には納得がいっていない」と悔しさをにじませた。

　来季へ「死にものぐるいでやる」と出塁率４割、３０盗塁以上などの目標も示したが、もう一つ、一流の指針としたのが年俸だ。

　「ポケモンで例えるとレベル２０よりレベル１００の方が強い。そういうステータスでファンの方は評価してくれる。いち早く何億も稼げる選手になりたい」と独特な表現で自身の思いを示した。

　球団最高年俸は浅村の５億円だが「目標は高いほどいい。そこを目指したい」と辰己。“ポケモンマスター”ならぬ“ベースボールマスター”となり、ファンに夢を与える年俸をゲットする。