DeNA今永、全チームから貯金だ “広島銀行”そのままに巨人、阪神にも
DeNA・今永昇太投手(26)が5日、横浜市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6900万増の年俸1億3600万円で更改した。来季も“鯉キラー”として王座奪回を狙う広島を倒し、今季負け越した巨人、阪神相手にはリベンジへの思いを口にした。(金額は推定)
倍増以上の昇給にも満足していない。リーグ優勝のためには、ライバルをなぎ倒す必要がある。今季は広島を圧倒。5勝0敗、防御率2・59をマークした。それでも「広島は強いチームという意識がある中で投げていました。来年は向こうも同じようにはならないと思う」と警戒心を強めた。
広島を返り討ちにするだけでは栄冠はつかめない。今季防御率はともに3点台だが、巨人に2勝3敗、阪神には1勝2敗だった。「ジャイアンツには負け越しましたし、阪神とは相性がよくない。全てのチームから貯金を作っていかないといけない」と力を込めた。
そのために今オフは米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」に足を運び、平均球速アップのための引き出しを増やす。会見では「リーグ優勝」「15勝以上」「タイトル獲得」と三つの目標を掲げた。エースの重責を担い、来季22年ぶりVへ突き進む。