巨人・野上亮磨投手（３２）が６日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の１億５０００万円でサインした。

　西武からＦＡ移籍２年目の今季は１３試合の登板で１勝２敗１セーブ、防御率３・５０。先発登板は１度でリリーフに回った。野上は１０月のフェニックスリーグで左アキレス腱を断裂。患部の縫合手術を受けたため、松葉杖姿で会見場に現れた。

　今季を振り返り、「先発に入りたい。納得できるシーズンでは全然ない」と悔しさをにじませた。３年契約の最終年となる来季は、オールスター明けの１軍復帰を目指して調整を行う。

　今オフに同僚の山口俊投手が、ポスティングシステムで米大リーグに移籍するため、代わりの候補としても期待されている。山口とは同学年で親しい間柄。山口のメジャー挑戦が決まった際、ＬＩＮＥで「お互いに頑張ろう」と連絡したという。「（山口という）友達がいなくなるのは寂しい」としみじみと語っていた。