中日・ドラ1石川“新相棒”決めた!誠也バットで快音連発 柵超え34本
中日のドラフト1位・石川昂弥内野手(18)=東邦=が8日、来季の“相棒”を決めた。アシックス社から広島・鈴木誠也モデルを改良したバットが手元に届き、母校グラウンドで早速、フリー打撃。推定飛距離120メートル級の打球を連発する上々の試運転に「このバットでやっていきます」と、満足げな表情を浮かべた。
やや泳ぎ気味の体勢から左手一本でうまく拾った打球。会心の当たりではない。にもかかわらず、余裕でフェンスを越えていった。「2、3球、片手で打って柵を越えた。今までと違うな、と思いました」。それほどニューバットは初打ち段階からフィットした。
180スイング余りで34本の柵越え。ドラフト後に広島・鈴木誠也モデルとエンゼルス・大谷翔平モデル、そしてU-18W杯で使用していたタイプの3種類をアシックス社に発注した。「誠也さんのバットを振ってみたら、グリップが細い方が好きな自分がいたのに、こっちの方が良かった。これだと思った」。運命の出会いに表情を緩めた。