イチロー氏の「決断」“感じたことを伝えられなくなった”24回の大会に幕の理由語る
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今年3月に現役を引退したイチロー氏(46)=マリナーズ会長特別補佐兼インストラクター=が22日、故郷の愛知県豊山町で「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式に出席した。
自身が大会長を務めてきた同大会は24回目の今回が最後。あいさつに立ったイチロー氏は神妙な表情で「僕はこの春現役を引退しました。シーズンに感じたことをメッセージとして伝えてきたが、それができなくなったことでこの決断を致しました」と現役選手でなくなったことがきっかけとなったことを明かした。
同大会はイチロー氏がオリックスに所属していた96年に始まり、渡米後も継続されてきた。閉会式にはイチロー氏が出席して上位チームを表彰するのが恒例。この日も表彰状をていねいに読み上げ、「おめでとう」と選手たちに声をかけていった。また180チームの中から勝ち上がった上位3チームの選手一人一人にメダルを授与した。