ソフトバンク・千賀 年俸3億円プラス出来高で更改 3年連続ポスティング要望も
ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が23日、ヤフオクドーム内で契約交渉に臨み、1億4000万増の年俸3億円プラス出来高払いでサインした。来季10年目の年俸は育成での入団時から111倍。かねて要望しているポスティングシステムを利用しての米メジャー挑戦の思いも改めて球団に伝えた。(金額は推定)
表情は晴れやかだった。「最大の評価をしてもらった。来年もまた一年間、責任感を持って過ごさないといけない。本当に大きな数字に乗せてもらいました」。年俸3億円は育成ドラフト出身の選手では山口鉄也(巨人)の3億2000万円に迫る歴代2位。破格の増額に、責任の大きさも感じている。
一昨年から球団にポスティングシステムを利用した海外移籍を要望している。今回も「気持ちは変わっていない」と思いは伝えた。海外FA権の取得は順調でも22年のシーズン中。12球団で唯一、同制度を利用してのメジャー移籍を容認していない球団の姿勢に大きな変化はないとはいえ、千賀の思いがぶれることはない。