プロ注目の明大・入江、二刀流に意欲「年明けからどんどん振り込む」
東京六大学野球リーグの明大が24日、都内の同大学グラウンドで年内の練習を納めた。プロ注目で最速150キロ右腕の入江大生投手(3年・作新学院)は「やってやろうという気持ちが大きい」と森下(広島1位)、伊勢(DeNA3位)の抜ける穴埋めに闘志。高校時代から自慢の打撃力も発揮することを誓った。
3年前に全国舞台で披露した打棒を復活させてみせる。入江は作新学院時代の16年夏に一塁手として甲子園出場。大会タイ記録の3試合連続本塁打を放って全国制覇に貢献し、侍ジャパン高校代表にも内野手として選出された。
明大進学後は投手に専念しているが、来季からはこれまでの救援から先発起用の増加が期待されている。「年明けからどんどん振り込んで」とバットでもチームに貢献する構えだ。大学ではいまだ無安打ながら、主将の公家響内野手(3年・横浜)も「スイングがきれい」と評すなど潜在能力は高い。
もちろん、本業でのレベルアップも狙う。来季へ課題に挙げたのがカーブの質。緩急をつけた投球を目標に掲げる。高校時代は3年春まで背番号1。最後の夏では今井(現西武)に譲った経験から、「エースナンバーに対しての思いは強いと思います」と貪欲に背番号11をつかみにいく。