上原浩治氏 伝統の一戦でしのぎ削った赤星氏に「あまりいい思い出がない」
巨人、米大リーグ・レッドソックスなどで活躍し5月に現役を引退した上原浩治氏(44)が25日放送の読売テレビ「ten」のインタビューに応じ、同番組のコメンテーターを務めている元阪神・赤星憲広氏(43)について「あまり、いい思い出はないですね」などと苦手意識があったことを明かした。
上原氏は続けて「僕のときによく打ってくれた。ちょこまか、ちょこまかと動いてくれたなという印象。ちょこんとレフト前に落としたり。ストライクゾーンが小っちゃいんですよ」と訴えた。
上原氏と赤星氏の対戦は2001年から08年シーズンで通算の対戦成績は100打数24安打、0本塁打、打率・240。阪神が優勝した03年は15打数0安打に抑えている。ただ、その後の優勝年である05年には22打数8安打、打率・364、最後の対戦年の08年には7打数3安打、打率・429を許しておりインパクトが強く残っているのだろう。
「あまりいい思い出はないですね、僕の中で赤星さんに対して」と語っていた上原氏だが、最後は「まあ、でもいい思い出のひとつですよね」と伝統の一戦でしのぎを削ってきた関係を懐かしんだ。
インタビュー映像を見た赤星氏は、上原氏の言葉に目を潤ませて「僕が入団したときは巨人のエース。上原さんを打ち崩さないとタイガースは優勝できないと思っていた。特別な意識を持って対戦していた」と熱い思いを告白。「打てる年、打てない年はあったんですけど、最高のピッチャーでしたね」とレジェンド右腕をたたえた。