現役引退の楽天・今江氏 コーチになっても社会貢献継続へ「恩返しをしたい」
今季限りで現役を引退した楽天・今江敏晃育成コーチ(36)が25日、千葉市内の千葉県こども病院を訪れ、小児がんと戦う子どもたちとのクリスマス会を開催した。今江が千葉県内の病院を訪れるのは、ロッテ時代から14年目となる。
この日は、子どもたちとのケーキ作りや質問コーナー、プレゼント交換などを行ってふれあった今江コーチ。今季限りで現役を引退し、コーチとしては初の病院訪問となったが「毎年、子どもたちとふれあいたいという思いで、立場が変わっても(思いは)変わらない」と話した。
今江コーチはロッテ時代から病院や養護施設の訪問、障害者野球チームの支援、東日本大震災で被災した福島県いわき市の訪問など、社会貢献活動に力を注いできた。
その理由を「自分一人では何もできないし、周りの人に支えられて今の自分がある。こうやってふれあって、お互いに元気でやっていこうと刺激をし合いながらと思っている。いろんな人に支えられて、その恩返しをしたい」と語る。
楽天の育成コーチとなったが「多少、形は変わるかもしれないが、今後もやれることをやっていきたい」と社会貢献活動を続けていく思いを明かしていた。