プロ注目サブマリンの立大・中川 ソフトバンク・高橋礼に「追いつけるように」
東京六大学野球リーグの立大が27日、埼玉・新座市内の同大学グラウンドで年内の練習を終了した。プロ注目でアンダースロー右腕・中川颯投手(3年・桐光学園)はラストイヤーへ向けて、これまで主戦場だった救援から「先発をするつもりで」とエースとなる自覚十分。スタミナアップに加え「緩急を使わないといけない」と、チェンジアップ習得を目指す。
年明けまで約3週間と長いオフだが、チームの方針で調整はほぼ各自にゆだねられている。一方で、来年2月1日には紅白戦を実施予定。「実戦機会を増やしたい」と来季へ向けて例年よりも打者との対戦を多くし、仕上げていく考えだ。
来年がドラフト解禁年となる。大卒にせよ社会人経由にせよ「NPBという世界では野球をやってみたい」とプロへの憧れも口にした。同じアンダースローではソフトバンク・高橋礼が新人王を獲得し、侍ジャパンとして今秋のプレミア12でも活躍。「すごいピッチャーなので、まずは追いつけるように」と刺激を受けた。
自身は侍ジャパン大学代表の候補合宿に計4度も参加しながら、いずれもメンバー入りはかなわなかった。候補に残れば来年3月に選考合宿が控える。「しっかり準備して」とアピールし、プロ入りという大きな目標への足掛かりとする。