中日戦力外の友永、引退決断も起業目指して活動中「僕自身は終わらない」
今季限りで中日を戦力外となった友永翔太外野手(28)が、30日放送のTBS系「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」に出演した。
プロ1年目の7月に巨人の菅野からプロ初ヒットをマーク。だが、成績は伸び悩んだ。背番号が1から62に変更となった今季も10打席で無安打。入団から5年で戦力外を通告された。「歯痒さと悔しさと、そういうのしかないですね、僕の5年間は…」。
離婚後に女手一つでプロ野球選手にまで育ててくれた母・美樹さんや、学費などの援助をしてくれた祖父・豊次さんの後押しもあって、トライアウト受験を決断。そのトライアウト直前には闘病中だった豊次さんが急逝した。ショックを受けながらも、葬儀では「必ずいい結果を報告します」と約束した。
トライアウトでは4打席無安打に終わり、「複雑ですけど、今日の内容だったんで…」。オファーがなくユニホームを脱ぐ決断を下した。その後、自身のなかで引退試合と決めた11月30日のワールド・トライアウトでは三塁打を放つなど活躍。美樹さんへの感謝をプレーで示した。
試合後、母には引退を報告したが「プロ野球は終わりますけど、僕自身は終わらない」と決意。番組ではスーツ姿で活動している姿も放送され、将来、起業を目指していることも明かされた。