ヤクルト ドラフト候補に“サニブラウンに勝った男”中大・五十幡をリストアップ
ヤクルトが今秋ドラフト候補として中大・五十幡亮汰外野手(3年)をリストアップしていることが4日、わかった。陸上部にも所属した中学3年時には、男子100メートル現日本記録保持者のサニブラウン・ハキームに先着して100、200メートルの全国2冠に輝いた経歴の持ち主。アマ球界屈指の快足を誇る。
右投げ左打ちの五十幡は、佐野日大高からは野球に専念。甲子園出場はならなかったが、持ち前の脚力で注目を浴びた。中大に進学後は打撃も向上。18年秋と昨秋の2度、東都リーグのベストナインに選ばれた。昨秋はリーグトップの9盗塁。球団関係者は元阪神・赤星級の快足と評価し「いだてんタイプも欲しい。マークしていく」と明かした。
小6時はスワローズジュニアに選出され、中学時には東京神宮シニア所属。ヤクルトとの縁も深い。昨年のソフトバンク・周東の活躍に象徴されるように、足のスペシャリストは重要。“サニブラウンに勝った男”もターゲットに、次代の逸材を見極めていく。