日本ハム・栗山監督“幸運の五輪イヤー”でV奪回だ!過去2回の五輪イヤーV
“幸運の五輪イヤー”へ向け準備は整った。日本ハムの栗山英樹監督(58)が4日、監督として3度目のリーグ制覇に自信をのぞかせた。今季が球団の連続記録で最長の9年目の指揮。過去のリーグ優勝は12年と16年で、「オリンピックの年に勝っている…それは理解している」と笑顔。東京五輪の年に、王者へ返り咲く。
黄金の4年周期には根拠もある。「うちの流れは、主力が変わっていく。そしたら(チームを)作り直さないといけない」。12年オフに田中賢、14年オフに大引、小谷野、16年オフに陽岱鋼、17年オフに大谷など主力選手がFA移籍やポスティングで去る近年。若手の育成に力を注ぎ、その穴を埋めてきた。
昨季は吉田輝が6月12日の広島戦でプロ初先発初勝利を挙げると、清宮を8月半ばから4番に抜てき。「種をまき、水をまいてきた。成木になる年だと信じてやるだけ」と大きな飛躍に期待する。
この日は都内で行われた日本ハムの年頭式典で約500人の社員を前に訓示。「優勝しか考えていない。3位に滑り込む戦い方を一切しない」と頂点だけを見据える。