関本Jr.がプロ目指す!履正社主将・勇輔「高卒で行って父と同じ土俵に立ちたい」
履正社が4日、大阪府茨木市内の同校グラウンドで始動し、元阪神・関本賢太郎氏(41)の息子で、今秋ドラフト候補の主将・関本勇輔捕手(2年)が「高卒でプロ入りを目指す」と誓った。
もし阪神から指名がかかれば球団史上初の“父子猛虎戦士”が実現する。「高卒でプロに行って、父と同じ土俵に立ちたいです」。ラストイヤーとなる今年、野球にかける思いはより一層強くなっている。年末の家族旅行では親子で久しぶりに温泉に入ったが、話すことは“野球”のことばかり。「『一流はオフの期間も練習する』と言われた。自分もやらないと」。父の言葉に身が引き締まった。
もちろんプロを目指す前にやり遂げなければならないことがある。昨夏、チームは甲子園で初優勝したが、新チームの主将として挑んだ秋の近畿大会では準決勝で天理にサヨナラ負け。「自分のバッティングは確実性がない」と試合の動画で自身の打撃を見直した。今年初練習となったこの日も打力向上へ多めにバットを振り込み、いい状態を模索した。
目指すは夏春甲子園連覇。「連覇できるのは夏に優勝した自分たちだけ」。先輩たちとつかんだ甲子園王者の座を、簡単に譲るつもりはない。ほぼ当確しているセンバツに照準を合わせ、チームをけん引する。