日体大が始動 森、吉高Wエースだ 森「160キロ投げたい」吉高「これから見返す」
首都大学野球リーグの日体大が8日、神奈川・横浜市の同大学グラウンドで始動した。森博人投手(3年・豊川)と吉高壮投手(3年・明石商)の両右腕は大学ラストイヤーへ気合十分。2学年上の松本航(現西武)、東妻(現ロッテ)、1学年上の吉田(ヤクルト2位)、北山らのように、Wエース形成を目指す。
最速155キロ右腕の直球が武器の森はこれまで主戦場だったリリーフから先発へ本格転向が濃厚だ。「イニングを投げられれば」とシーズン50~60投球回に目標を設定。この日もソフトバンク、西武のスカウトが訪問するなど今秋ドラフト上位候補に挙げられ、「160キロは投げたいですね」と持ち味を貪欲に高めていく。
最速150キロ右腕の吉高は右肩痛からの復活を誓う。明石商では16年春のセンバツで東邦・藤嶋(現中日)に投げ勝って8強に導くなど実績は十分。度重なるケガに泣かされてきたが、古城隆利監督からも「万全だったらエースですよ」と期待も大きい。高校時代の同級生である東海大・山崎や後輩の明石商・中森がドラフト上位候補に挙がる中、「正直言えば悔しい。これから見返してやるぞ」と発奮材料に輝きを取り戻す。