PL野球部復活&桑田“監督”あるぞ!教団側との話し合い前向き「OBが団結して」
PL学園野球部のOB総会が11日、大阪市内のホテルで行われ、桑田真澄会長(51)や元中日・立浪和義氏、元ヤクルト・宮本慎也氏、元阪神・片岡篤史氏ら約100人の野球部OBが集結。休部中の同野球部について、桑田氏はPL教団側が復部へ前向きな姿勢であることを明かし、今後も話し合いを重ねていく意向を示した。
幾度となく甲子園を沸かせた「PL」に、復活の兆しが見えてきた。この日、昨年から会長を務める桑田氏が、集まったOBらに「野球部の復活に向けて、教団側と前向きに話し合いが進んでいる」と現状を報告。2016年以来止まっているPL学園野球部の歴史が、再び動き出す可能性が高まってきた。
「教団側から、はっきりと『復部を考えています』と言っていただいた。復部という目標ができただけでも、非常にうれしいです」
1956年の創部以降、甲子園出場は春夏通算37回。歴代3位となる通算96勝を挙げたPL学園は、桑田氏、清原氏の「KKコンビ」が台頭した83年夏や、立浪氏や片岡氏らが活躍した87年の春夏など、計7回(春3回、夏4回)の全国制覇を果たし、高校野球界を席巻した。
しかし、2013年に2度目の不祥事が発覚し、16年7月25日の試合を最後に休部。以降、桑田氏を筆頭にOBらが「マスターズ甲子園」に出場するなど、復部に向けて動き続けてきた。
「われわれOBが一致団結して、全力でバックアップしていけたら。野球部がまた、甲子園で活躍する姿が見たい」と笑顔で語った桑田氏は、復部した際の監督就任の可能性にも「そういう夢はありますね」と明かした。野球部の復活とともに、PLレジェンドが指揮を執る姿が見られる日も、そう遠くはないかもしれない。