ソフトバンクの和田毅投手（３８）が１２日、２年続けて長崎市で行っている自主トレを公開した。昨季は左肩痛から６月に復帰して４勝。「（昨季は）けがからまた投げられるようになった。縁起のいい自主トレ先です」と笑った。

　練習では１５０メートルの坂道ダッシュを、チームの後輩で１６歳年下の笠谷らと同数の５本走るなど元気そのもの。約７０メートルの遠投も行った日米通算１３５勝左腕は「４０歳まで第一線で投げるのが、入団時の一番大きな目標だった」と力を込めた。

　自身は２月で３９歳。同学年の西武松坂らは今年で４０歳になる。「昨年以上の投球ができれば、４０歳のシーズンも見えてくる」。今オフは千賀に握り方などを習ったカットボールに挑戦中。以前から投げていた球種に改良を加えている。

　「この年齢で結果が出ないと、やめないといけない。同じ力なら若い選手を使うのは当然」。プロの厳しさは知り尽くしているが、第一線を退くつもりはない。プロ１８年目へ「開幕ローテを勝ち取り、１年間回りたい」をフル稼働を誓った。