西武支援の女子野球チームが発足 監督は西武OB新谷博氏、20人規模でスタート
西武は16日、球団が公認する女子野球チーム「西武ライオンズ・レディース」を4月に発足させることを発表し、所沢市内の球団事務所で会見を行った。プロ野球のチーム名を冠した女子野球チームは初めてとなる。
監督は西武OBで現在は尚美学園大学女子野球部の監督を務める新谷博氏が就任。関東女子硬式野球連盟主催のアマチュアリーグ戦「ジャイアンツ杯争奪関東女子硬式野球リーグ戦(ヴィーナスリーグ)」に加盟する。
会見には西武・居郷球団社長、新谷監督に加え、すでに加入が決まっている六角彩子、出口彩香の両選手が出席。新谷監督は「女子野球に携わって15年目。ついに実現して、ライオンズさんには感謝したい」と感慨深げ。六角選手は「ワクワクしている」と話し、出口選手も「盛り上げていけるように尽力したい」と力を込めた。
西武からはホームユニホームと同じ仕様のユニホームを提供するほか、室内練習場を練習場所として提供。さらに野球用具やボールを提供し、ライオンズアカデミーコーチが臨時コーチとして指導を行う。
発足に向け、19日と2月9日にセレクションを実施し、約20人の規模でチームをスタートさせる。セレクションには昨年、女子プロ野球チームを退団した加藤優らが参加する可能性もある。