ヤクルト・ドラ1奥川 右肘炎症…当面ノースロー 春季C2軍スタート濃厚

 ヤクルトのドラフト1位奥川恭伸投手(18)=星稜=が右肘の軽い炎症のため16日からノースロー調整となった。昨年11月のメディカルチェックでも炎症が確認され、前日15日の再検査でも炎症が残っていることが判明。「まずはしっかり治そうと思いました」。球団と話し合いを重ね、決断した。

 新人合同自主トレが行われたグラウンドの隅からそっと同期たちの様子を眺めた。投げられない悔しさ、もどかしさ…。それでも自分自身の現在地を見つめ前を向く。「弱い部分に取り組める期間にもなるので、この期間でしっかり強くなれるように頑張っていきたい」。投げられない時間をプラスに捉えた。

 2019年春にも、右肩の軽い張りでノースロー期間を経験。「高校のときも、自分のやれることをしっかりやってというイメージでした」と思い出す。焦らず、じっくりと。体幹と全身の可動域を広げるトレーニングに、重点を置く予定だ。

 今月下旬にはブルペン入りを見据えていたが、計画は白紙に。春季キャンプも2軍スタートが濃厚となった。今後は診察でGOサインが出るまで投げる練習は行わないが「これから長く(プロ野球を)やりたいので。この1年は本当に土台作り。焦りとかはないですね」。見据えるのは、沢村賞を取る大きな未来。成長していくための、試練が与えられた。

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