オリックス・山本 “超進化”した!160キロ出る!?引力に逆らう90メートル遠投
オリックス・山本由伸投手(21)が16日、大阪市此花区のオセアンBSで自主トレを公開した。昨季、防御率1・95で最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕は“超進化”を遂げたと明言。球速160キロも視野に入れる。
「すべての面で球の質、技術面も成長できた。去年よりもっといい球が投げられる。感覚も見た目も全然違うボールができている。160キロ出そう?ヒミツです(笑)」
言葉通りキャッチボールはグングンと距離を延ばし、あっという間に90メートルに。引力に逆らうような球筋にT-岡田らが「スゲエな」と感嘆の声を上げた。相手がギブアップしたため、それ以上は延ばさなかったが、その距離のまま「スライダー行きます!」と予告し、90メートルのロング変化球を披露。何もかもが異次元だった。
「12月初めから野球を楽しみながらじっくりと丁寧に鍛えた。疲れもしっかり取れ、練習もたくさんできたのでバッチリです」
どこを探しても不安点はない。昨年はプレミア12に侍ジャパンの一員として参加し、世界一に貢献。今年は東京五輪がある。
「特別な大会なので、すごく興味あります」
目標は投手タイトルの総なめ。昨季を超える異次元投球でパ・リーグを、世界を驚かせてみせる。