慶大が始動 木沢&佐藤が目標のプロ入りへ大学ラストイヤーに懸ける

 東京六大学野球リーグの慶大が18日、神奈川・横浜市の同大学グラウンドで始動した。練習前に、神主を招いて安全と必勝を祈願。プロ注目の右腕・木沢尚文投手(3年・慶応)と左腕・佐藤宏樹投手(3年・大館鳳鳴)はそろってプロを目指して大学ラストイヤーに挑むことを誓った。

 木沢は最速150キロ超の直球が魅力ながら「真っすぐが速い変化球ピッチャー」と自己評価する。空振りを取れる直球をテーマにフォームの再確認中だ。3月に神奈川・平塚で行われる侍ジャパン大学代表候補合宿のメンバー35人にも選出。「どこまで世代トップの選手に通用するか」と腕試しの機会を心待ちにした。

 最速151キロを誇る佐藤は1年秋に3勝を挙げて優勝に貢献したが、その後は左肘を痛めて一時は箸を持つのも痛くなるほど故障の連続だった。勝負の年へ向けて地元・秋田に帰省中も高校の練習に参加し、打撃投手などで実戦感覚を養った。「(ドラフト)1位で指名をされたい。低い目標設定でうまくいったことはなかったので」と意気込む。

 大学日本一に輝いた昨秋はともに十分な戦力となれず、歯がゆい思いは強い。堀井哲也新監督のもと、例年より2週間ほど早まった年明けのスタート。「1年間、離脱することがないのは大前提」(木沢)、「シーズンを通して頭で投げ切る」(佐藤)と、そろって大黒柱となる自覚は十分だ。

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