巨人 長嶋茂雄氏が「10・8決戦」敵将・高木氏を追悼「互いに死力をつくした」
巨人は18日、中日OBで元監督の高木守道氏が急逝したことを受けて、長嶋茂雄終身名誉監督のコメントを発表した。
球団を通じて「私が立教大生の時に県岐阜商高に野球を教えに行った際、守備がうまく、足も速くて、すごい選手がいるなと思ったことを今でも覚えています」と回想。続けて、プロの現役時代については「中日のスタメンに名を連ねているのを見て、すぐにわかりました。華麗なバックトス、対戦相手にとっては嫌なしぶといバッティングで中日を代表する選手になりました」と振り返った。
そして、互いに監督として戦った1994年の巨人-中日「10・8決戦」についても言及。「監督時代は何と言っても互いに死力をつくした1994年の10・8決戦です。巨人の胴上げをじっと見つめていた表情は忘れられません。野球界にとって貴重な人材を失い、残念です」と追悼した。
高木氏は17日、急性心不全のため78歳で死去。現役時代は中日の名二塁手として活躍し「ミスタードラゴンズ」と呼ばれた。