日本ハムの栗山英樹監督（５８）が２２日、都内で行われた１２球団監督会議に出席。２軍キャンプ参加メンバーに対し、１軍への“昇格エレベーター”を設置する考えを明かした。

　後押しするのが地の利だ。昨季まで１軍キャンプのみ米・アリゾナで行ってきたが今春キャンプは１、２軍とも沖縄で実施。それぞれのキャンプ地である名護市と国頭村は車で４０分ほどと近く、「フットワークが軽くなる。（２軍の）レベルより上だったら早く練習に呼べばいい」と状態のいい選手を即招集できる環境が整った。

　２軍スタートが決まった清宮や吉田輝にとっては朗報だが、当然下降用スイッチも存在。「１軍に呼んでも体ができていなかったら、すぐ帰すことも当然ある」とぴしゃり。昇格後もアピールし続けることを求める。

　キャンプでは紅白戦を含め１１試合を予定。「練習に参加させて、実戦に向かってそのままもある」。そこで結果を残せば開幕１軍も夢ではない。最上階に到達できるかは、あくまで選手次第だ。