１２球団監督会議が２２日、東京都内のホテルで開催された。ヤクルトの高津臣吾監督（５１）が開幕で激突する阪神の矢野監督と再会。昨年のドラフト以来の顔合わせで、３月から始まるシーズンへ早くも闘志を燃やした。

　次も必ず勝つ。ドラフトでの“第１ラウンド”は巨人を合わせた３球団が競合した中、奥川を高津監督の右手が見事引き当てた。「開幕戦は意識する試合。でもどのチームにも勝ちたいというのが本音なので、倒すために頑張りたいです」。巻き返しに挑む一年へ。まずは開幕戦で勢いをつけたいところだ。

　最下位からの逆襲を誓う今季、高津監督は新主将に野手最年長の青木を指名した。昨年中に打診したといい、口説き文句は熱く、真っすぐな言葉だった。

　「キャプテンをやってほしい。お前じゃなきゃダメなんだ」

　ヤクルトがキャプテン制を採用するのは２年ぶり。青木は今月３８歳になったが、指揮官は「キャプテンシーを発揮してくれる選手」と説明した。昨季９勝１４敗２分けに沈んだ阪神との一年は３・２０から－。優勝への道は、そこから始まっていく。