21世紀枠に「なつぞら」モデル校の帯広農 磐城、平田も
「選抜高校野球・選考委員会」(24日、オーバルホール)
第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園球場)の出場32校を決める選考委員会が行われ、21世紀枠で平田(島根)、帯広農(北海道)、磐城(福島)が選出された。
帯広農はセンバツ初出場。昨秋北海道大会で4強。冬はマイナス20度の極寒の中で部活動をしている。2019年前期NHK連続テレビ小説「なつぞら」のヒロインが通った高校のモデルとなった学校で、農業と学業、部活の3つをこなしている。
磐城は46年ぶり3度目の出場。昨秋、東北大会で46年ぶりベスト8。大会途中で福島県は台風19号の直撃に遭い、大会は中断。学校のあるいわき市は道路が寸断された。選手たちは大会後、住宅で復旧ボランティアなどをした。
平田は春夏通じて初出場。昨秋中国大会ベスト8。過疎化と野球人口減少に悩む地域にあって子供たちへの野球普及活動に積極的に取り組んでいる。その様子が県内外で使用する普及活動のマニュアルDVDに収められている。練習時間を普及活動の準備に割り当て、道具も新聞紙を丸めて作るなど工夫している。