東海大相模 合言葉は「心の耐力」門馬監督「ここが目標ではない」

 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、オーバルホール)

 2年ぶり11度目となる春のセンバツ出場を決めた東海大相模(神奈川)の門馬敬治監督は、「ここが目標ではない。この先を目標に時間を使っている」とチームとして春夏通算5度目の甲子園制覇へ気を引き締めた。

 頂点への合言葉は「心の耐力(たいりょく)」だ。新チームから新たなテーマとして採用。23日には横断幕がグラウンドに掲げられた。18年春のセンバツでは、智弁和歌山との準決勝で最大5点リードから逆転負け。昨夏の甲子園3回戦でも、中京学院大中京に終盤一挙7点を奪われ敗れた。

 指揮官は「打線というのが注目されてますけど、負けた試合の失点、失策が心に残っている」と苦い経験を忘れていない。自チームのケース以外にも、勝っているチームが追い上げに屈する試合が多いと痛感している。

 「3月19日にベストを尽くせるように」と指揮官は言い切った。センバツで優勝した関東勢は13年の浦和学院(埼玉)までさかのぼる。夏春連覇を狙う履正社や2年ぶりに聖地へ帰還する大阪桐蔭、プロ注目の中森と来田を擁する明石商など近畿地区には強豪がひしめく中、“東の横綱”として負けてばかりはいられない。

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