巨人の丸佳浩外野手（３０）が２５日、２軍スタートとなる春季キャンプＳ班での調整で、若手選手を対象に“臨時コーチ”を務める考えを明かした。

　チーム底上げのためにも、次代を担うヤングＧ戦士に惜しみなくアドバイスを送る。川崎市のジャイアンツ球場で自主トレ後、「状況に応じてですけど、聞かれれば、言いますよ。普通にしゃべります」と話した。

　打撃、守備練習は２、３軍と交じって行うだけに、若手にとっては見て、聞いて、学ぶ絶好の機会となる。丸の考えとして「野球は年々、進化している。こういう考え方もあるのかと、心にとどめてもらえれば」と押しつけはせず、考え方の引き出しを増やす一助を担えればというスタンスだ。

　Ｓ班での練習は２月１日から１０日間。１１日からは１軍に合流予定。「実戦に入る前に問題が起きないように仕上げていきたい」。自身の初実戦は２月１５日以降。調整と並行して、若手の先生役を買って出る。