日本ハム・斎藤佑 カーブ“解禁”で起死回生だ!プロ入り後封印「得意じゃなかった」
日本ハムの斎藤佑樹投手(31)が29日、カーブを再習得する考えを明かした。高校、大学時代には投げていたが「もともと得意じゃなかった」とプロ入り後は完全封印。現状を打破するための武器として“解禁”を決めた。
昨季まで2年連続で勝利から遠ざかるなど正念場となる10年目の今季。「何かを見つけないと、と思った」とオフ期間中に模索した末、かつての持ち球に行き着いた。緩急差で直球がより効果的になることに加え「スライダーやチェンジアップも生きる。この循環で使いたい」と波及効果を狙う。
参考にしているのは、楽天・岸やオリックス・山岡らカーブの使い手たち。そこから自分に合った理想型に近づけていくという。この日も千葉・鎌ケ谷のブルペンで試投。投手経験のある植村ブルペン捕手は「良い球もあった。長いイニングを投げる上で投球の幅が広がる」と、今季も第2先発として起用される可能性があるだけに期待を込めた。
春季キャンプ中にも「バッターに対して投げたい」と意気込む。一度は封じた持ち球が、起死回生の切り札になるか。