ヤクルト・高津監督、反撃へ2つの約束 1、悔しさ忘れぬ 2、いい環境作り
ヤクルトの高津臣吾監督(51)が31日、二つの約束をした。チーム一丸となって挑む最下位からの逆襲。「ユニホームを着て、みんながグラウンドに立っている姿が早くみたいね」。一歩ずつ前へと突き進んでいく。
表情の引き締まった選手たちの顔を見渡した。指揮官からのメッセージは、王者奪還へ向けた二つの約束。まずは(1)昨季の悔しさを絶対に忘れないこと。「去年の悔しさ、悲しさをエネルギーに変えて戦おう」と現在地を見つめ直した。
さらに熱い言葉は続いた。(2)伸び伸びとプレーをする環境作り。100%の力を出すために、と説くのは会話の重要性だ。だからこそ2年ぶりにキャプテン制度を復活させ、ベテラン選手にはパイプ役をお願いした。
今キャンプ中の紅白戦はなし。第2クールから実戦形式のシート打撃を行う方針だ。「うまくなろう、上達しよう」。約3時間の全体ミーティングで指揮官が真っ先に伝えたシンプルな言葉は、突き進むチームの合言葉に変わる。